ソコトラ島の植物551
Teucrium balfourii
シソ科ニガクサ属。ソコトラ島とサムハ島固有種。軽度懸念(LC)。
車を下りると、迎えてくれたのは、
ボトルツリー / Socotran Desert rose / إسفد ، تريمو / Adenium obesum subsp. socotranum
キョウチクトウ科アデニウム属。アデニウム・オベスムのソコトラ島固有亜種。
カランシーヤの食堂で早めの昼食。魚+ライスが500YR(250円) ×4人、オムレツ400YR、お茶40YR×2人、マンゴジュースと牛乳200YR。
マアラに向かいます。中腹までは車で行きます。
カランシーヤの町に帰ってきました。
信じられないくらいきれいな海、水鳥の群れ、崖に生育する「キュウリの木」、乳香樹など、見所がたくさんあったのに、写真がうまく撮れませんでした。
私たちはこの後、マアラに行く予定があるので、早く戻りましたが、普通は早朝に出発し、シュアブ・ビーチでのんびりしたり、シュノーケリングを楽しんだりします。
お茶をいれるドライバーのアブドッラー。
キャンプ場の宿泊費1000YR(500円)。テント、マットレスつき。
夕食1500YR。
朝食800YR。
*一人当たりの値段。私たちは2人なので、合計6600YR。現地スタッフ(ドライバー、ガイド)は無料。
カメラの絵の下に「撮影ポイント(Photograph Point)」という文字が入った観光省の看板。
いったい誰のためのもの?
観光省の看板は今回初めて見ました。まだ2枚だけですが、これ以上、増えて欲しくないです。
ディトワフ・ラグーンは、得も言われぬ美しさ。
反対方向にカランシーヤの町。
明日朝、ここでボート(漁船)をチャーターしてシュアブに行く予定。
もう12時半です。マアラ散策に行くには遅すぎるので、今日はのんびりディトワフ・ラグーンで過ごすことにしました。
今夜の宿泊地、ディトワフ・キャンプ場で昼食。
私たちはマアラに行くつもりでいたので、イスタンブールで惣菜パンとお菓子を買ってきていました。イスタンブールで買ったのは、ソコトラ島到着が金曜日で、店が閉まっていて食料品が買えないかも知れないと考えたから。
しかし、実際は一部の商店が開いていて、水1ケースとスイカ1個を買いました。
キャンプ場が昼食も提供していることを知ったのは、現地に着いてから。
キャンプ場を運営しているのは地元のコミュニティー。食事をすれば地元に貢献することになります。
でも、食べ物(惣菜パン)を捨てるわけにはいきません。夕食と朝食はいただきますので、ごめんなさい。
「グッバの塩湖を見たい」とドライバーに言ったら、集落のそばにある別の塩湖に行ってしまいました。
子どもたちが集まってきたので、記念に写真をパチリ。
本には、しんちゃんがこの数分後に撮った写真が採用されました。
しんちゃんは「カメラを向けると、写真を嫌って女の子が駆け出した」と書いていますが、本当にそうなのでしょうか。
写真を嫌がる子は、カメラを構えようとしただけで激しい拒否反応を示すので、写真は撮れません。
注:イエメン本土の子どもたちは写真を撮られるのが大好き。ソコトラ島の子どもたちは、男の子にしろ女の子にしろ、写真が平気か大嫌いか、はっきり2つに分かれます。
Calotropis procera / شجرة الشيطان
ガガイモ科。
ソコトラ島では「悪魔の木」と呼ばれています。
なぜ「悪魔の木」なのか。
ガイドから理由を聞いて「なるほど」と思ったのですが、その理由がどうしても思い出せません。
揺れる車の中でメモできず、後で書こうと思っていたら、忘れてしまいました。
ポスターで撲滅を呼びかけている10の侵入植物の一つです。
イエメン本土ではよく見られます(عشار)。
足跡がたくさん。
エルヨシュという地名は、ソコトラ語で「ヤギの頭蓋骨」の意。
地名の由来は、近辺に住んでいた人たちが、遠方からの来客や、結婚式などの祝い事があると、この場所に集まり、ヤギを屠って料理したので、ヤギの頭蓋骨が堆積していたからだそうです。
昔は、アフリカ出身の「黒人」が海辺に住んで漁をし、アラブ人など「白人」は内陸で羊や山羊、ラクダの放牧をしていました。エルヨシュは両者の交流の場ともなっていたのです。
右側の大きな木は「キュウリの木」。
Dendrosicyos socotrana / Cucumber Tree
ウリ科。ソコトラ島固有種。絶滅危惧種(VU)。
岩壁にはりついている木は、
Boswellia popoviana
カンラン科。ソコトラ島固有種。絶滅危惧種(VU)。
2010年2月5日(金)
サナア到着午前1時25分。イエメン航空ソコトラ行きはサナア5時発、ソコトラ着7時25分の便。少し遅れました。
空港から20分程のところにある、ソコトラ島最大の町ハディーボに直行。そこで用事を済ませた後、カランシーヤに向かいます。
ハディーボと空港の間、
カードゥブ村。
ここの漁師さんたちは、10月に放送された「世界ふしぎ発見」に登場していました。
4カ月振りの漁で大きなサメを捕獲し、「ヒレは中国に売って、肉は食べるんだよ」と言っていました。
今回は初めてT航空を利用しました。
理由は3つ。
一番の理由は航空券が激安であったこと(特別割引運賃で成田・サナア往復6万円、燃油サーチャージなどを入れても9万円程)。
往復ともトランジットのイスタンブールでほぼ丸1日、観光できること。相方のしんちゃんがトルコには行ったことがなかったので、これも大きなポイント。
サナアからソコトラ島への乗り継ぎがよいこと。
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